済生丸

済生会は、済生会創立50周年の記念事業として、昭和37年12月に運用を開始しました。中規模病院並みの診療機能を持つ「済生丸」は岡山、広島、香川、愛媛県の瀬戸内海に浮かぶ63の島々を巡回して診療・検診にあたっています。広島県では呉市情島、倉橋大迫、鹿島（上、中、下）、下蒲刈（大浦、宮盛、向、田戸）、大崎下島沖友、三角島、斎島、大崎上島長島、生野島、呉市塩谷、東広島大芝、三原小佐木島、尾道百島（福田、泊）の12島1沿岸地域19地区の島民の健康を守るとともに、検診や健康教室などを通じて交流の場ともなっています。また、社会福祉法人広島厚生事業協会みくまり病院の参加も得て、「認知症・心の健康相談」の診療も行なっています。
平成26年1月より新船「済生丸100」が運航しました。医療機器も充実し、島民が安全に診療を受けられるように、船内はバリアフリー化、エレベーターを設置しました。
島の人達が健康で住み続けるために、済生丸による巡回診療は今後も続けていきます。