院長挨拶
済生会は明治44年に明治天皇のお言葉(済生勅語)により創設されました。
以来、幾多の紆余曲折を経ながらも済生の精神を忘れること無く、医療サービスと福祉の増進に取り組み今日に至っています。
済生会広島病院は、昭和62年10月に現在の地に内科外科わずか50床で開院しました。その後多くの先達たちの努力と強い意志によって、現在では急性期医療から生活に密着した在宅までの切れ目のない医療・福祉のサービスの提供を目指す複合型施設へと姿を変え、その質の向上のため、職員一同日々努力しています。
当院は基本理念として「優しく、温かく、確かな医療」をかかげ、地域に根ざした病院の実現、すなわち地域の人たちが安心して生活できる暮らしに貢献することを目指しています。超高齢社会を迎え、急性期から回復期、そして在宅へと切れ目のない診療体制が必要であり、既に済生会広島病院ではその体制が整いつつあり、敷地内の福祉施設と協同して行うケアの継続性は、他の病院にはない優れた点であります。これらを積極的に活用して、済生会広島病院に関わる全ての患者さんから、当院を受診して良かった、入院して良かった、と言われる病院づくりを目指しています。また同時に当院で働く職員が、この病院に勤めることに、誇りと自信を持てるような職場にしたいと考えています。
これからも、患者さんに信頼され、安心で安全な医療を提供出来るよう、全職員の力を結集して、地域医療に貢献していこうと思いますので,どうかよろしくお願いいたします。
済生会広島病院院長
松本公治