放射線室
概要
放射線室では、主に病気の発見・治療に有用な画像の出力またはデータの作成を行っています。現在診療放射線技師は9名です。放射線室一同、検査を受けられる方の負担の軽減と画像診断の精度向上に努め、診断の一助となることを目指していきたいと考えています。
認定資格取得者
- X線CT認定技師 3名
- 肺がんCT検診認定技師 2名
- 医療情報技師 2名
- 医療経営士(3級) 2名
- 検診マンモグラフィ撮影技術認定 1名
- 超音波検査士(消化器領域) 1名
2024年4月現在
診断装置
- デジタル式乳房X線撮影装置 1台
- 骨密度撮影装置 1台
- 80列マルチスライスCT 1台
- 1.5TMRI装置 1台
- X線TV装置(FPD搭載) 1台
- 血管撮影装置(FPD装置) 1台
- X線ポータブル撮影装置 1台
- 一般撮影装置 3台
- PACS装置
放射線室の検査紹介
乳腺X線撮影(マンモグラフィ)
乳腺X線撮影は、乳がんの早期発見に有用とされている検査です。早期乳がんのサインである小さな石灰化や、しこりとして触れない小さな腫瘤も写し出すことができます。 検査時間は更衣を含めて10~15分程度です。乳房をやや強めに圧迫して撮影しますので、痛みを伴う場合があります。できるだけリラックスしていただけるよう、当院では女性技師が撮影を担当していますので、気になることがございましたらお気軽にご相談ください。
X線CT撮影
X線CT検査は、体のあらゆる部分を撮影することができます。検査はCTのベッドに寝ていただいて、ベッドを移動させて撮影します。検査対象は、頭痛・胸痛・腹痛、事故や転倒などの外傷・骨折、血管狭窄、がんの診断や術前検査、など多岐にわたります。このため、あらゆる診療科に利用されています。検査時間は入室から退室までが5~20分程度(検査内容によります)撮影時間は5~10秒程度になります。
MRI(磁気共鳴画像診断装置)
MRIとは強い磁石と電波を使ってからだの内部の構造を鮮明に見ることができる検査です。
検査ベッドに横になっているだけで、色々な角度から身体の断面を撮影できます。CT同様に体の内部が細かく解りますが、神経や靭帯などの軟らかい組織の画像化に威力を発揮します。撮影範囲は多岐にわたっており、整形領域である椎間板ヘルニアや靭帯損傷を診断するにはもちろん、頭部領域である脳dockでは頭部血管・乳がん検査・骨盤領域である前立腺や子宮なども検査します。超急性期の脳梗塞には発症後2~3時間程度で診断可能なMRIが有用です。当院では撮影時間15~20分程度と短縮して検査を行っており、検査を受けられる方の負担を出来るだけ軽減しています。
血管連続撮影検査
血管連続撮影検査は、カテーテルという細く柔らかい管を血管内に通して血管の動画を撮影し、画像診断や治療を行います。
対象となる疾患は様々ですが、当院では主に心筋梗塞・狭心症・下肢閉塞性動脈硬化症・各種血管狭窄に対するバルーン・ステント療法・ペースメーカー留置を行っています。
X線透視検査
X線透視検査は、胃のバリウム検査をはじめとした消化管疾患の診断、骨折や脱臼の整復、ミエログラフィなど、様々な検査・治療を行っています。
また、超音波装置や内視鏡処置の補助的役割としても用いられています。
CT・MRIの読影について
近隣の開業医の先生方などからの検査依頼についても積極的に受け入れておりますので、是非、ご利用ください。