緩和ケアチーム
緩和ケアチームの紹介
済生会広島病院の緩和ケアチームは、平成23年1月に発足しました。
患者さん、ご家族が、どんな時でも「その人らしく」苦痛なく納得の治療を受けていただけるように、チームでサポートすることを目標に活動しています。
全般的な活動
- なでしこサロンを開催しています
- 緩和ケア便りを毎月発行しています
- 緩和ケアに関する相談応需、カンファレンスの開催
なでしこサロン
がんと共に生きる患者さんご家族が、お互いに悩みを共有したり、医療スタッフとお茶を飲みながら自由に語らい、リラックスして頂ける場になればと「なでしこサロン」を開催しています。
不定期の開催ですが、今後スタッフによるミニコンサートなどの企画を考えています。
メンバー紹介
医師、看護師(各病棟リンクナース)、緩和ケア認定看護師、がん化学療法看護認定看護師、緩和薬物療法認定薬剤師、理学療法士、管理栄養士、地域連携看護師、訪問看護師、社会福祉士、医事
緩和ケア認定看護師 新内香菜子
患者さん、ご家族がどんな時でも「その人らしく」過ごせるよう緩和ケアチームの一員として活動しています。
緩和ケア認定看護師は、最新の知識と技術を用いて、患者さんの苦痛の緩和に努めます。痛みやしんどさだけでなく、悲しみなど心の苦しみにも支援をします。最期までその人らしく生きていくことを支援します。
【私が大切にしていること・・・】
- 患者さんの大切にしていこと、その人らしさを全力で支えます
- 患者さん、家族が最期まで笑顔を忘れず、良い時間を過ごせるように
緩和薬物療法認定薬剤師 横田智美
『自分らしく生きたい』『できるだけ苦しみたくない』などの患者さんの思いや価値観を大切に、医師や看護師などから得られた情報や臨床所見を総合して、薬学的視点から処方提案を行っています。
また、薬剤適正使用を促すために、メディカルスタッフ用のオピオイド換算表や院内緩和薬物療法マニュアルの作成や、緩和薬物療法に関する知識の普及・教育を意識して活動しています。
痛みだけでなく様々な辛さを抱える患者さんが少しでも楽に、安心して治療を続けることができ、最期までその人らしく過ごせるために支援します。
保健・医療相談室 MSW 原田彩子
~緩和ケアでできること~
がんになっても、住み慣れた家で、いろいろなサービスを利用しながら自分らしく過ごすことができたら・・・。
私たちは、患者さんの「家に帰りたい」という想いを大切にします。
ともに支えていくための様々な福祉制度を一緒に考えていきます。
がんになって困ること、お金のことや生活のこと、なんでも相談にのります。
管理栄養士 吉本めぐみ
がんやその治療に伴って、食欲が低下したり、副作用が出ることがあります。
患者さんと相談し、少しでも食事が食べやすくなるよう、その方の症状に合わせた食事内容の提案、食事量の調整を行っています。
また栄養食事相談を受け付けており、食欲が落ちてしまった時の食事内容の工夫、食事の食べ方等の提案をしています。
【私が大切にしていること・・・】
- 少しでも食事をおいしく、楽しく食べられるように
- 必要な栄養素が無理なく摂れるように
リハビリテーション室 理学療法士 有北賢一
〜がんのリハビリテーション〜
がん治療で入院された患者さんのうち
- 手術などの治療の後で、回復の手助けや合併症の予防が必要な患者さん
- 抗がん剤治療で思うように体が動かせない患者さん
- 緩和ケア治療中に体調を崩して入院され、ご自宅に帰ることに不安を抱える患者さん
私たちはこんな患者さんを対象として、それぞれのご要望に応じたリハビリテーションを実施します。
【私が大切にしていること・・・】
- 患者さんの「出来るようになった」、「こうすれば、まだ出来る」をともに
- 患者さんがなかなか言いにくい思いや気持ち、症状を引き出すこと